こんにちは。iOSエンジニアの山口です!トレタnowのアプリ開発を担当しています。
先日、「try! Swift Tokyo 2019」が行われましたね。トレタはゴールドスポンサーとして参加し、ブース出展も行いました。来場者数は約800-900名、2日間で多くの方とお話しすることができました。ブースにお越しくださったみなさま、ありがとうございました。トレタnowを知っている方、その場でインストールしてくれた方、2日目に昨日早速使ったけどとっても感動したよ!と伝えに来てくださった方もいて、大変嬉しかったです。
会場の様子
try! Swift には昨年も参加したのですが、年々海外からの参加者が増えており、1/3くらいは海外の方だった印象です。ブースもFirebase、IBM、Bitriseなど海外企業が多く参加しており、いたるところで英語が聞こえてくる状況でした。私は英語が得意ではなく「Firebase使ってるよ」くらいしか伝えられなかったので来年こそは質問できるよう頑張りたいです。
セッションについて
私を含め参加者の多くが、普段はiOSアプリ開発でSwiftを使っている方が多いと思います。try! Swiftでは iOSアプリ開発に閉じず Swiftという言語にフォーカスしたセッションが多く、普段とは違った知識を得ることができました。個人的に興味深かったセッションをいくつかピックアップします。
⚡️🎤PixarのようなグラフィックをSwiftで実現する
CGのレンダリング手法の一つである、レイトレーシングをSwiftで実装した発表でした。
レイトレーシングとは私達が普段ものを見たり、カメラが映像を映し出す原理をシミュレートし、CGとしてレンダリングする手法です。具体的には、カメラからスクリーンに向かって光線(Ray)を無数に飛ばして、光線一つ一つに対してオブジェクトとの交差や反射・屈折を計算し最終的にスクリーンに到達する色を求めるというものです。
実装自体は、Metal等のグラフィックAPIを利用せずSwiftで地道に光線の計算を行い、ムービーとして書き出していました。Swiftの幅広さを証明するとても興味深い発表でした!
Swiftでソーシャルネットワークをつくろう
KituraというSwift製のWeb Frameworkを使い、SNSのようなバックエンドシステムのデモを構築する発表でした。
私も2年ほど前にKituraを使ってチャットボットを実装した経験があり、Swiftを使ってシンプルに実装できる印象でした。また、今回注目したのはKituraを使ってWebAPIサーバを構築すれば、OpenAPI Specを自動生成してくれる点です。普段からWebAPIを利用する立場からすると、実装と齟齬のないAPIドキュメントやクライアントSDKが自動生成できることは大変嬉しいポイントです。
参加してみて
今回はiOSチーム3名、フロントエンドエンジニア1名、出展担当の2名で参加しました。セッションはもちろんのこと、チームメンバーと一緒に参加することで業務とは少し違った視点でSwiftやiOS開発について盛り上がることができ、とても楽しかったです。また、懇親会では国内・海外のエンジニアと話す機会もあり、刺激をたくさん受けられるすばらしいカンファレンスでした!運営の方々に対して感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!
最後はやっぱりトレタnow
初日のカンファレンスが終わって。 私はスピーカーディナーに参加させて頂いたのですが、他のメンバーは早速トレタnowを使って2次会に行ってました。
まだリリースしたばかりなので地域も都心部に限定されているのですが、今広めるためにメンバー一同頑張っているところです。 try! Swiftの様なカンファレンスや勉強会後の「この後どうする?」に使えるアプリになっています! UIもこだわって作っているので是非使ってみて下さいね!