この記事はトレタ Advent Calendar 2022の8日目の記事です。
はじめに
こんにちは、サーバーサイドエンジニアの @shiroemons です。
今回は Google Cloud主催の G.I.G プログラム という招待制の特別トレーニングプログラムに参加し、Professional Cloud Developer認定試験を受験しました。
G.I.G プログラムの内容から受験の体験について記そうと思います。
G.I.G プログラムについて
G.I.G プログラムとは?
G.I.G. は Google Cloud Innovators Gym の略称です。 Google Cloud様が主催する、各業界をリードするエンジニアに向けた、Google Cloud Platform の特別招待制トレーニングプログラムです。
対象認定資格
G.I.G プログラムで対象となるのは、以下の3つの認定資格になります。
私は、 Professional Cloud Developer を選択しました。
Professional Cloud Developerは、Google Cloud (旧称 GCP) におけるアプリケーション開発者向けの認定資格です。
プログラム内容
- 全3回のGoogle Cloud のエンジニアによるセッション
- Coursera を使用した学習コースの無料提供
- Google Spaces を利用したGoogle Cloud エンジニアによる学習サポート
- Google Cloud 認定資格取得のサポート
プログラムの修了条件
- 特別セッションの受講
- Coursera 規定コース5つ以上の受講完了
- Google Cloud 認定資格の合格報告
セッション
セッションは、全てGoogle Meetでのオンライン開催でした。
- 特別セッション
- 補習セッション
Coursera
Courseraとは、オンライン学習プラットフォームです。
Google Cloud が提供する Coursera の全コースを無料で受講できました。
取得する資格に応じて5つ以上のコースを受講する必要がありました。
各コースは、解説動画を視聴し、Qwiklabs1 と連携したハンズオンを行い、理解度チェックテストを受けるのサイクルでした。 各コースは、ほぼ日本語対応がされていましたが、解説動画の音声は英語で日本語は字幕でした。字幕は別途、テキスト化されて助かりました。
試験対策
G.I.G プログラムのカリキュラムをこなすだけで合格できるものでもないため、自己学習は必須です。
- Coursera
- Google Cloudの基礎については、動画や字幕テキストで確認
- Qwiklabsでの実践の理解
- Professional Cloud Developer 認定試験ガイド
- 大まかな出題範囲の確認
- Professional Cloud Developer 模擬試験
- 模擬試験で試験の雰囲気を掴む
- 理解するまで行う
- Professional Cloud Developer試験対策マニュアル
- 出題範囲と傾向を熟読
- 書籍
- 図解即戦力 Google Cloudのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
- Courseraや試験対策マニュアルで理解できなかった部分を補いました
- 主に、IAMやKubernetesなど
- 図解即戦力 Google Cloudのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
認定試験について
試験の実施方法
試験は、以下のどちらかを選択することができます。
- 遠隔地からオンライン監視試験
- テストセンターで行うオンサイト監視試験
私は、試験会場に行くのが面倒と思い、オンライン監視試験を選択し、試験の予約をしました。
試験当日(2022年7月6日)
試験日が近づくにつれ、試験環境が自宅では適さないことがわかり、試験当日はオフィス出社し会議室を借りて受験しました。 (懇親会で聞いた話ですが、自宅のお風呂場で受験した方もいたそうです。)
オンライン監視試験は受験専用のアプリケーション(ブラウザー)を手元のマシンにインストールして行います。 不正防止のため、モニター出力無効化、専用アプリ以外は表示できないなど制限される仕様となっていました。
試験予定時間の10分前くらいに開始ボタンが表示されました。
開始ボタンをクリックすると専用アプリが立ち上がりました。 しばらくすると、画面が更新されチャットベースでの英語でのコミュニケーションが始まりました。
普段ならDeepL翻訳など使って理解できるけど、不正防止のため専用アプリが立ち上がっているため翻訳サイトが使えなかったためあたふたしました...
途中からGoogle翻訳されたような日本語になりました。
以下の確認がありました。
- 身分証明書の提示
- 試験環境の確認、Webカメラで部屋を映しながら確認
- 質問事項の質疑応答
- 部屋のドアはどこにつながっているのか
- 携帯はどこにあるのか
など指示があるのでそれに従います。
無事に確認が取れたようで試験開始となりました。
試験時間は 120 分、問題数は 60 問
1問1問丁寧に問題を確認し進めていきました。すぐにわからない問題は1度スキップして最後まで進みました。
最後まで解いた後に、スキップした問題を解きつつ、すでに回答した問題の見直しを行いました。
試験結果
時間になり試験が終わると...
「合格」!!!!
7月14日に無事デジタル認定証が届きました🎉
認定試験後
G.I.G. プログラム事務局に認定資格の合格報告が必要だったため、デジタル認定証が届くまでドキドキでしたが無事に合格報告できました。
その後、G.I.G. プログラム 第4期オンライン修了式と懇親会に参加しました。
無事に G.I.G プログラムを修了することができました。
振り返り・まとめ
- 特別セッション
- Google Cloudの社員の方が行ってくれたため、基本的なことから最新情報まで教えていただき、非常に貴重な体験でした。
- ハンズオンでも実際のGoogle Cloudをさわって動くところが学べたので良かったです。
- Coursera
- Qwiklabsで実際のGoogle Cloudの環境にふれられたのが良かったです。
- もともと英語のコンテンツを日本語化したものでしたので、解説動画は英語音声だったので、なかなか頭に入らず苦労しました...
- 試験対策マニュアル
- 的確すぎた。ありがとう。
- 書籍
- あの1冊でGoogle Cloudの基本的な部分は網羅されていたので学びが大きかった。
- 試験
- オンライン試験は大変だったので、次受けるときはオフサイト試験にします。
無事に Professional Cloud Developer に合格できてよかった。
無事に G.I.G. プログラム 修了できてよかった。
さいごに
Professional Cloud Developer認定資格を取得したあとは、Google Cloud をさわることが増え、Cloud Build・Cloud Run・Cloud SQLを活用して開発を進めています。
スムーズに開発が進めることができているのも、G.I.G プログラムに参加したことが大きく影響しています。招待していただき、本当にありがとうございました!
トレタ Advent Calendar 2022の15日目は、Cloud Buildについてなにか書ければなと思っています。
なお、トレタではエンジニアの募集を全方位で行なっております。
コロナ禍を乗り越えた飲食店の新しい姿を探求する仲間をお待ちしております。
- Qwiklabsとは、Google Cloud のラボ環境を一時的に払い出してくれて、ハンズオンができるサービスです。↩