こんにちは!サーバーサイドエンジニアの川村です。
8/29(金)〜31(日)に行われたbuilderscon tokyo 2019に行ってきたので、(気づいたら丸1ヶ月経ってしまいましたが)その感想を書いていきます。
builderscon?
buildersconは、「知らなかった、を聞く」をテーマとした技術を愛する全てのギーク達のお祭りです
公式サイトより
言語などの縛りなしに技術で色々やってみた話をきく会となっており、色々な方向性の話があって楽しいカンファレンスでした。
今回、トレタは懇親会スポンサーとなっており、↓の2つのカクテルを提供させて頂きました。
(会場では手違いで名前が逆になっていたのは内緒です)
toreta on rails
toreta on kubernetes
私は所用で懇親会に出れなかったのでどんな感じの味だったのか分からないのですが、楽しんでいただけていたら嬉しいです!
印象的なセッション
今回聞いたセッションの中で特に印象に残っている3つについて紹介します。
8/30 13:20〜 コンパイラをつくってみよう
goでコンパイラをライブコーディングするセッション。
1時間の講演時間中に四則演算のコンパイルができるようにすることを目標に、 標準入力からソースを受け取ってgccで実行できるアセンブリを出力、パイプで渡して実行してみるという内容でした。
10回以上リハーサルを重ねただけあり、コーディングのスピードもすさまじく、バグったときに会場のいろんな人がどこが間違ってるかその場で指摘していく暖かみもいままでに見たことが無い光景で非常に印象的でした。
動画が公開されたらぜひ見て欲しいセッションです。
8/31 13:00〜 スーパーカミオカンデの開発と運用
ニュートリノ検出の実験装置、スーパーカミオカンデを構築・運用していく際の苦労などについてのセッション。
例えば、
1万本のセンサー(光電子増倍管)から全く同時に値を受け取らないといけないが、ケーブルの長さが少し違うだけでタイミングがずれるので位置に関係なく全てのケーブルの長さが同じになっている
大量のデータを送信する2GBごとに100Byte単位でデータがいれかわるのでハードウェア選定が大変だった(昔の話)
など、自分では一生原因に気づけなさそうな問題について話されていて、同じ「システム開発」という括りでも分野が違えば求められるものも全然違うんだなと感じました。
8/31 15:20〜 もしもハッカーの「サイバー攻撃日誌」が読めたら
登壇者さんが普段、業務としてやられているサイバー攻撃の具体例のセッション。
フィッシングメールやエクセルのマクロの危険性など、普段なんとなく聞いて知っているサイバー攻撃が実際どう使われて、最終的にどうなるかというのがリアルに分かって非常に面白いと同時に恐ろしくなりました。
エクセルのマクロからなんて大した攻撃できないのでは?と思ってましたが認識を改めました...。
全体的な感想
特定技術のカンファレンスでは出てこないような話が多く、来年もまたぜひ参加したいと思います!
「技術」というワードに対して多角的にセッションが配置されており、ITエンジニアと呼ばれる人はだいたい何か楽しめる要素があると思うのでこれを読まれた方もぜひ参加してみてください!