こんにちは。エンジニアのkitagawaです。 こちらはトレタアドベントカレンダー2021 2日めの記事です。
今年はまだまだ立ち上げ時期のトレタO/Xプロジェクトでマネージャーとして、エンジニアが開発に専念できる環境づくりを多くやっていました。
今となっては全員フルリモートで働くの当たり前の状況となりましたが、 まだまだコミュニケーションが不足していたり、まだまだリモート環境とのつきあいかたを模索しているような状況です。 そんな中でコミュニケーション改善に向けて取り組んでみたことを紹介しようと思います。
決定事項を流す「決めた」チャンネル
リモート環境でのコミュニケーションは基本的にSlackとGoogle Meetで行っています。 その環境の中で課題の一つに、「共有事項がどこまでの人に伝わってるかがわからない」 という状況がありました。
よくあるケースは、
- スレッドで議論された結論が要約されることなくふんわり終わる
- 見逃さないようにスレッドをウォッチしているとスレッドの長さが100件を超え出してツラくなる
- 別チャンネルで似たような議論がされている
- Meetで話した結果が議事録として残っていない
そこでSlack新しくに「決めた」チャンネルを作りました。
このチャンネルは議論の結論をサマリーした内容を投稿するためのチャンネルです。 すべてのメンバーはとりあえずここのチャンネルを見ておけば、様々な場所で議論された結果を把握することができます。
投稿フォームをワークフローで作っていますが、特定のチャンネルで「決めた」のリアクションをすると決めたチャンネルに転記する仕組みも入れているので、よりここに書き込みやすくなっています。
特に「あの時話したあれって結果どうなったんだっけ」がとても探しやすくなりました。
全体共有会を設ける
O/Xプロジェクトはそれなりの人数が関わっていて、いくつものWeekly定例であったりスタンドアップが行われています。 ただ、プロダクトオーナーから各開発メンバーまで関わる全メンバーが集まる会というのがなかったので新しく設けました。
実際に会の中で行うことは、
- ビジネス側からの1ヶ月の振り返りと今後の営業スケジュール
- 開発側からのリリース報告や障害報告と、今後の開発スケジュール
- プロダクトオーナーから一言
という構成です。
この会を設けた狙いとしては、「全メンバーの目線合わせ」と「メンバーのモチベーション維持」の2つです。
- 自分が行っているタスクはどこに寄与し、どんな効果を産むのかを理解する
- 達成したことをメンバーのみんなで祝い労う
- 顧客からの声やフィードバックを共有し、良かった/悪かったこと含めてメンバーに伝える
開発メンバーは日々のタスクをこなしていると、新機能リリースを行ってもすぐに次のタスクに追われてしまい、 目前のタスクだけを見ていて視野が狭まったり、徐々にモチベーションが下がったりしてしまうものです。 メンバーの上から下までそれぞれがやってきたことをちゃんと皆で振り返る、というのはとても効果があったと感じています。
オンラインランチ会を開催
リモート環境でよく聞く問題として、雑談が減ったというのがあると思います。 トレタでもリモートになる前までは会社にカウンターがあり、そこで行われた雑談からいろいろなアイデアがでたり部署をまたいだコミュニケーションが行われていました。 雑談が減ったことで、特に問題だと思ったのが新入社員へのケアです。
新入社員には大体の場合メンターがつくのですが、メンターとのコミュニケーションはあっても、同じチーム以外の人や定例で会う人以外は接点があまりないです。 雑談の会を今までいろいろと試してみましたが、
- 雑談する時間を業務中にとっても、業務の方を優先してしまう
- いざ雑談するとなってもかしこまってしまう
という理由でなかなか定着しませんでした。 そこで今回はランチ休憩の時間を使って、オンラインでみんなでランチを行う取り組みを行いました。 そもそも出社していた時代では新入社員が入った時は社内にいる人たちでランチに行くのが恒例だったのでそこからの着想です。
やることはシンプルで、決まった時間にバーチャルオフィスに集まって、ご飯食べながら雑談するだけのスタイルです。
開催ごとに参加人数は減ってきてはいますが、ある程度の人数が定着したので成功だったかなと思います。 技術的な話だったり、最近何買ったとか、やっぱり他愛もない会話する時間って楽しいですよね。
詳細についてはこちらでも記事にしていただきました。 note.com
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